女性の性機能のお悩みは、とても繊細で、人に話しにくいことが多いと思います。
当院では、まず安心してお話しいただける環境を最優先にしています。

施術では、症状の背景(更年期・ストレス・冷え・ホルモン変動など)を整理したうえで、全身の鍼灸を通じて自律神経・骨盤内血流の改善・ホルモンバランスを整えることを目標にします。

◆こんな方に特におすすめです

・更年期に入ってから急に感じにくくなった・乾燥してきた。

・婦人科で「異常なし」と言われたが性交痛・不快感が続いている。

・ストレスが多く心身ともに疲れていてパートナーとの関係も気になる。

・月経不順・冷え・不妊なども含めて女性として体全体を整えたい。

対応できる悩み

◆直接的な性機能のお悩み

膣の乾燥・潤い低下(分泌液が少なくなった・乾燥感がある)
性交痛(挿入時・前後の痛み・ヒリヒリ感・裂ける感じ)
不感症・感じにくさ(刺激を感じにくい・性的な興奮が起きにくい)
性欲の低下(リビドー低下)(以前より性欲が薄れた・パートナーとの関係が気になる)

◆更年期・ホルモン変動に伴うお悩み

ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)
寝汗・発汗過多
不眠・眠りの質の低下
イライラ・気分の落ち込み・不安
冷え・むくみ

なぜ鍼灸で対応できるのか

① 自律神経を整えて「潤い」の環境を作る

膣の分泌・潤いは副交感神経が優位な状態で促進されます。

ストレスや更年期で交感神経が優位になると、血管が収縮し分泌が低下します。

鍼灸は副交感神経を優位にし、心身のリラックス状態を意図的に作ることができます。

② 骨盤内・子宮周りの血流を改善する

鍼灸で全身の血流を促すことで、子宮・卵巣・膣周りへの血液循環が改善され、粘膜の栄養状態が整います。

冷えがある場合はお灸を組み合わせることで、より下半身の温度・循環を高めます。

③ ホルモンバランスへのアプローチ

鍼灸刺激は内臓機能の調整を通じて、卵巣・子宮の環境を整え、ホルモン分泌に好影響を与えると考えられています。

更年期の急激なエストロゲン低下による不調にも、薬に頼らない選択肢として活用されています。

東洋医学的にどんな人が対象になるのか

東洋医学では女性の身体は「肝・脾・腎」の3つの臓器と「気・血・水」のバランスで成り立っていると考えます。

◉腎虚(じんきょ)タイプ ── 生命エネルギー・生殖力の低下

こんな方:更年期以降・慢性疲労・腰が弱い・耳鳴り・白髪・記憶力低下・回復力が落ちた・足腰が弱い  

腎虚になるとホルモンバランスが乱れ、膣の乾燥・萎縮・性欲低下につながります。更年期以降の性交痛・乾燥感の最も根本的な原因として捉えられます。

◉血虚(けっきょ)タイプ ── 血(栄養・潤い)の不足

こんな方:疲れやすい・眠りが浅い・不安感・顔色が冴えない・肌・髪・爪が乾燥・月経量が少ない  

女性ホルモンの分泌・粘膜のうるおいには十分な血が必要。血虚では粘膜が乾燥しやすく、性交痛・不感症の原因になります。

◉肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ ── ストレスで気が詰まっている

こんな方:ストレスが多い・イライラ・ため息が出る・胸脇が張る・眠れない・緊張が抜けない・性行為へのブロックを感じる  

ストレスで気が滞ると自律神経のバランスが崩れ、リラックスできない状態が続きます。緊張や不安が骨盤底を硬くし、性交痛・挿入困難・不感症を招きます。

◉陰虚(いんきょ)タイプ ── 体内の潤いそのものが乾燥している

こんな方:ほてり・のぼせ・寝汗・口の乾燥・ドライアイ・皮膚の乾燥・更年期世代

陰(潤い・冷却力)が不足すると、髪・肌・目・膣などあらゆる粘膜が乾しやすくなります。

◉瘀血(おけつ)タイプ ── 血の巡りが滞っている

こんな方:冷えのぼせ・肩こり・慢性的な頭痛・月経血にかたまりが出る・下腹部の張り  

血の巡りが滞ると、骨盤内の環境が悪化し子宮・卵巣周りへの栄養供給が不十分になります。

薬やホルモン療法に頼らず、自然な方法で整えたい。